2026.2.6 真鍮 C3604とは?特徴・経年変化・お手入れ方法|IBUKIが無垢の真鍮を選ぶ理由
真鍮 C3604とは──素材が“育つ”楽しみを持つ金属
初めて手にしたときの、美しい輝き。
しばらく使っていると、いつの間にか落ち着いた色に変わる。
金属の中でも、真鍮ほど“時間とともに表情が変わる素材”は多くありません。
IBUKIが一輪挿しに採用している C3604(快削黄銅) は、 その中でも特に加工性と美しさのバランスに優れた素材です。
手に触れ、空気に触れ、光に触れながら、 少しずつ深みを増していく。 「育つ素材」 としての魅力が、真鍮の最大の特徴です。 
C3604の基本特性
C3604は、削り出し加工でこそ真価を発揮する真鍮です。
エッジがだれず、表面が素直に光を受ける。
IBUKIが目指す「静かだけれど、芯のある佇まい」を形にするために、
この素材は欠かせません。
IBUKIの一輪挿しは、 職人の技術でC3604 の特性を最大限に引き出し、
削り出しならではの美しさと、素材そのものの質感が感じられます。

C3604の魅力①:経年変化が美しい
真鍮の最大の魅力は、 時間とともに色が深く変化していくこと。
新品のときは明るい金色ですが、 空気中の酸素や手の油と反応し、 徐々にアンティーク調の落ち着いた色味へ。
経年変化の特徴
・使うほどに深い金色へ
・触れる場所だけ艶が出る
・置く環境で変化のスピードが変わる
・“自分だけの色”に育っていく

IBUKIの一輪挿しは、 あえてコーティングを施していません。
理由はただひとつ。
”素材そのものの変化を楽しんでほしいから。”
コーティングをすると変色しにくくなりますが、 同時に真鍮本来の魅力である 経年変化の深み が失われます。また、コーティングがはがれれと、その後の補修等が難しくなります。
無垢の真鍮は、
・手の油
・空気
・光
・置く環境
これらすべてが色味に影響し、 世界にひとつだけの表情 を作り出します。
IBUKIはその“育つ楽しさ”を大切にしています。

C3604の魅力③:空間に馴染む“静かな存在感”
真鍮は派手さはないけれど、 光の当たり方で柔らかく輝き、 空間に自然と馴染む素材です。
・木製家具との相性が良い
・和室と洋室どちらにも合う
・小さな面積でも存在感が出る
IBUKIの一輪挿し(フラワーベース)は、 花を活けていないときでも オブジェとして成立する佇まい を持っています。
真鍮 C3604 のお手入れ方法
真鍮はお手入れの仕方で、 “変化を楽しむ派” と “元の色に戻す派” に分かれます。
変化を楽しむ場合
・基本的に何もしない
・手の油や空気で自然に育つ
・触れるほど艶が出る
元の色に戻したい場合
① 酢やレモン汁などで軽く磨く
②食器用洗剤を使って洗い、しっかり水洗いする。
③柔らかい布で完全に水滴を拭き取る。
(水滴が残るとシミや緑青の原因となります。)
真鍮は 使い手の生活に寄り添って変化する素材 ですので、どちらの楽しみ方も正解です。
IBUKIがC3604を選ぶ理由
IBUKIの一輪挿しは、 “素材そのものの美しさ” を最も大切にしています。
C3604はその思想にぴったりの素材。
・経年変化が美しい
・無垢の真鍮ならではの深み
・佇まいに静かな存在感がある
・使うほどに愛着が湧く
IBUKIのプロダクトは、 「長く使うほど好きになる」 という価値感を持っています。 C3604は、その価値を最も自然に表現できる素材です。

まとめ:真鍮 C3604 は“育つ素材”
真鍮 C3604 は、 ただの金属ではなく 時間とともに育つ素材。
・美しい経年変化
・削り出しの精密さ
・無垢ならではの深み
・空間に馴染む佇まい
・触れるほど深まる色味
IBUKIの一輪挿しは、 その魅力を日常の中で静かに感じられるプロダクトです。
素材の変化を楽しみながら、 自分だけの色に育てていく。
そんな時間を、ぜひ味わってみてください。